昭和53年06月06日 参議院 商工委員会

[354]
日本共産党 安武洋子
どこに出しても恥ずかしくないどころか、私は国際的に物笑いの種だと思います。この外務省のパンフレット見ていただきとうございます。3ページです。読み上げます。「我が国の場合、李承晩ラインの例を引くまでもなく、海上で韓国との間にいろいろな係争問題を抱えた経験があります。」過去形です。いま韓国との間に海上で何も問題がないんですか。

[355]
政府委員(外務省アジア局長) 中江要介
海上というお言葉の定義の問題でございますけれども、もし海上というものが海の水の存在するところで何があるかとおっしゃいますれば、これは日韓漁業協定のもとでの漁業操業というものが一番頭に浮かぶ問題でございます。

[356]
日本共産党 安武洋子
それだけですか。

[357]
政府委員(外務省アジア局長) 中江要介
この漁業操業をめぐりまして、いろいろの問題があることは、これは漁業共同委員会の席上で毎年双方でレビューしておりまして、双方とも沿岸漁業の盛んな国でございますので、漁業秩序についていろいろの問題が起きているということは承知しております。

[358]
日本共産党 安武洋子
よもやお忘れではないと思います。5月の30日にここで総理に対しまして日韓の紛争になっている竹島の集中審議を行いました。このときにも、竹島200海里から漁民が締め出されて大変な目に遭っている、そういう実情も出ました。しかし、私はこのとき竹島が韓国の武力によって占拠されている、こういう状態をお話ししました。これをお認めになりました。戦闘機による威嚇あるいは発砲事件3件、武力の先制行使によって竹島がいま韓国に侵略されている、こういうことを確認させていただきました。

私が韓国の武力行使によって占領されている、竹島はこういう状態ではないかとこう質問したのに対して、総理はおっしゃるとおり韓国政府が竹島は実力をもって支配しておる、こういうふうに御答弁をされましたし、韓国が竹島を占領してから26年です、明らかに侵略されている、こういう状態をどう考えるか、こう御質問したのに対して、総理はまことに遺憾な事態である、このように存ずるわけですが、何といたしましてもわが国の固有の領土であるというたてまえは貫き通さにゃならぬ問題である、こういうふうに御答弁なさっていらっしゃいます。

外務大臣にお伺いいたしますが、総理がお認めになったように、竹島は韓国の武力によって侵略されている、こうお考えでございましょうか。

[359]
外務大臣 園田直
私もそのように考えておりますから、日本と韓国の間で紛争があった場合には平和的に話をつけると、こういう線から逸脱をいたしておりますから、この問題については早急に交渉をするつもりでおります。

[360]
日本共産党 安武洋子
国連で決議をされました「侵略の定義」がありますが、「侵略の定義」の3条(a)はどうなっているか、お知らせいただきとうございます。

――時間がかかるようですから、私の方で読み上げます。(a)は「国家の軍隊による他の国家の領土に対する侵入もしくは攻撃、一時的なものであってもかかる侵入もしくは攻撃の結果として生じた軍事占領または武力の行使による他の国家の領土の全部もしくは一部の併合」です。

竹島の事態というのは、この「侵略の定義」にも該当するようなものなんです。しかも、竹島は一時的なものではないんです。26年にも及んでいるんです。まさにこの国連の侵略、これに該当するわけです。

さらに聞きます。「侵略の定義」の3条(g)項、これはどうなっておりましょう。

[361]
政府委員(外務省条約局長) 大森誠一
三条で(a)から(g)まで種種の規定がございますが、それらを含めまして、(g)項では、「上記の諸行為に相当する重大性を有する武力行為を他国に対して実行する武装集団、団体、不正規兵または傭兵の国家によるもしくは国家のための派遣またはかかる行為に対する国家の実質的関与」、このような規定ぶりとなっております。

[362]
日本共産党 安武洋子
いまお読みのように、正規の軍隊でなくても、「不正規兵」、「傭兵」、「国家によるもしくは国家のための派遣またはかかる行為に対する国家の実質的関与」、この「国家の実質的関与」については、韓国はこれはもう明白です。

これは韓国は5月の17日、韓国国会で除鐘喆国防部長官は、韓国政府は独島――竹島ですね、――に対する何らかの侵攻がある場合、当然自衛権を発動し、徹底的に防衛する。有事の際は各種の増員計画ができており、これを実践に移すことができる準備を完了している、こういうことを言っております。国家の関与もまことに明白です。ですから、竹島に対する韓国の侵略というのは、これは国連で定義をされている侵略にまさに該当する、こういう行為になります。

そこで、私お伺いをいたしますけれども、いま外務大臣は侵略だというふうにお認めになりました。侵略ということになれば、私は、これは国際信義に反する行為であると思いますが、いかがでございましょうか。外務大臣の御答弁をいただきます。

[363]
政府委員(外務省条約局長) 大森誠一
侵略という概念につきましては、一般には他国に対する違法な武力の行使を中心とする行為と考えられておりますが、国際法上一般的に確立された法的概念といたしまして「侵略の定義」があるわけではございません。

先ほど先生御指摘の国連における「侵略の定義」についての決議の採択でございますが、これは国連憲章第39条が示している安保理事会による侵略行為の存在の決定に際して、安保理事会のガイドラインとして設けられたものにすぎないわけでございまして、安保理が、侵略行為が存在するか否かは、個々の状況に応じて決定すべきものとされているわけでございます。

なおわが国といたしましては、竹島の事態は、わが国固有の領土であるという立場でございまして、したがって、竹島は現在韓国によって根拠なく不法に占拠されている事態であると、かように認識している次第でございます。

[364]
日本共産党 安武洋子
いま私が、国連で決議をされた「侵略の定義」ということをわざわざお断りしたはずです。で、武力の先制行使があったということも、事実問題でこの前確認をさせていただいた。だから、この3条、これが竹島のどこと違うんですか。「国家の軍隊による他の国家の領土に対する侵入もしくは攻撃、一時的なものであってもかかる侵入もしくは攻撃の結果として生じた軍事占領または武力の行使による他の国家の領土の全部もしくは一部の併合」なんです。竹島は「一時的なもの」でない、26年も続いている、このことを御指摘しました。

そして3条の(g)項、これは正規兵でなくてもいいんだと。「武装集団」、「傭兵」、これが「国家によるもしくは国家のための派遣またはかかる行為に対する国家の実質的関与」ということで、私は、韓国国会で、除鐘喆国防部長官、この方がどうおっしゃっているか。実質的に韓国国家による武力の威嚇、こういう問題をちゃんと取り上げました。

だから私は、これは国連で定義をされている侵略、これに該当する。この竹島の状態はこういう侵略だということで、国際信義に反する行為になりませんかということを外務大臣にお伺いしております。外務大臣御答弁ください。――外務大臣にお伺いしております。

[365]
政府委員(外務省条約局長) 大森誠一
私の方からは、事務的にこの経緯について御説明申し上げますと、繰り返しになりますけれども、先生御指摘の「侵略の定義」と申しますのは、あくまでも国際連合の安全保障理事会が侵略行為の存在を決定するに際してのガイドラインとしての性質を有するものでありまして、ある行為が侵略であるか否かがただいまの定義によって直ちに決定されるといった性質のものではございません。

[366]
日本共産党 安武洋子
昭和35年安保国会、これで当時の岸総理は、侵略とは何かということをはっきりさせよ、こういう質問に対して、不法に日本の領土、領空、領海に対しまして、武力を用いて計画的、組織的に侵してくることを侵略と言います、こう御答弁なさっていらっしゃいます。

竹島というのは、日本の主権行使、これが武力によって妨げられている。これが侵略でないと言うなら、岸総理の答弁と全く食い違います。外務大臣いかがでございますか。

[367]
外務大臣 園田直
国際法的には条約局長が答えたとおりでありますが、われわれはこれを不法占拠と解釈をいたしております。日韓条約ができたときには、すでにいまの事態にあったわけでありまして、武力をもって侵攻してきたわけではない、不法占拠であります。しかし、それは国際信義はもちろん、日韓の信義にも反するということはお説のとおりであります。

[368]
日本共産党 安武洋子
国連で決議をしているこの定義に当てはめてみてもぴったりなのに、お認めにならない。大変おかしいです。最初お認めになった。

具体的に、では私はお伺いいたします。

どうして竹島から韓国を撤去おさせになりますか。不法だとお認めになっていらっしゃる、国際信義に反する、こうお認めになった。では、具体的にどういう手段を講じて韓国を竹島から退去する、こういうことをおさせになりますか。外務大臣、お伺いいたします。

[369]
外務大臣 園田直
紛争はすべて平和的な話し合いで解決するということになっておりますから、平和的な話し合いであくまで解決をいたします。そうして、あるいは第三者の調停であるとか、あるいは国際裁判所に提訴するとか、あるいは場合によっては国連に持ち出すとか、そういう手段があると存じます。

[370]
日本共産党 安武洋子
アメリカは韓国に領土を侵略もされておりません。しかし、アメリカの下院では、アメリカ政界の買収工作事件の中心と見られております金東祚元駐米大使、現在は大統領補佐官です、この宣誓証言に応じなければ、6000万ドルに上る対韓経済援助を削減もしくは打ち切る、こう決議をしているではありませんか。

領土を侵略されながら、私は、なぜこういう毅然とした態度を日本政府も打ち出しになれないのか、大変不思議に思います。外務大臣いかがでしょうか。

[371]
政府委員(外務省アジア局長) 中江要介
竹島の問題は、いま外務大臣もおっしゃいましたように、1965年に日韓関係を正常化いたしますときには、すでに韓国の不法占拠のもとにあったわけでございまして、その由来は、先般総理もこの委員会の集中審議のときにおっしゃいましたように、占領中のマッカーサーラインから始まって、李承晩ラインというものに受け継がれ、そして日本から見ますと、韓国の不法占拠というままで日韓正常化の長い交渉がございまして、この問題だけが決着を見なかった。

で、最後の落ちつき先は、この問題は紛争解決に関する交換公文によって解決しようということになっておるわけでございますので、先ほども大臣がおっしゃいましたが、いま平穏無事にわが方が実効支配しているところに、どこかの国が急遽武力をもってこれを占領し、侵略してきたという問題とは違うわけでありまして、正常化のときにすでにこの紛争、この竹島の領有権については韓国は韓国の主張をしている、しかし日本は固有の領土だという主張をしているという、両方の主張を十分議論し合って、結論を見ないままで、これは紛争解決の交換公文に従って解決していこうと、こういうことになっておりまして、その交換公文によりますと、まず外交上の経路により解決の努力をするということでありますので、そういう平和的手段の手順を踏んで解決していく。

で、アメリカがいま金東祚元大使の証言問題で下院が決議をいたしました。そういうことが日本にできないかというような御意見に承りますけれども、アメリカと韓国の関係は、これはアメリカと韓国の関係でございまして、日本は韓国との間には日韓関係、これを律する基本関係条約及び国交正常化のときのいろいろの取り決めがあるわけでございますので、それを忠実に遵守して、そしてそれに沿わない部分、それは厳しく追及していく、そういう態度で臨んでいるわけでございます。

[372]
日本共産党 安武洋子
なぜあなたがそういうことまで答弁なさるあれがあるんですか。私は外務大臣にお伺いしている。国際信義に反するとお認めになったと、韓国の竹島に対する侵略というのは、これは国連で決議された侵略に該当するような行為である。そうすると、私は何も平和的に解決をしてはいけませんと言っていません。平和的に解決をするという立場を貫いていただくのは、これ結構です。

しかし、侵略をされたら当然日本としても対抗の権利がある、これは外務大臣、こういう権利があるとお思いになりませんか。――外務大臣にお伺いいたしております。

[373]
外務大臣 園田直
毅然たる態度をもって折衝いたします。

[374]
日本共産党 安武洋子
国際信義に反するというふうな行為をとっている相手に対しては、これは対抗の権利、あるのがあたりまえです。そうはお思いになりませんか、重ねて外務大臣にお伺いをいたします。

[375]
外務大臣 園田直
毅然たる態度をもって折衝いたします。

[376]
日本共産党 安武洋子
毅然たる態度というのは対抗の権利をお認めになったと、こう解釈させていただいてよろしいんですか。

[377]
外務大臣 園田直
日韓の交換公文によって平和的に話し合いをやろうということでありますから、その話し合いがどういうふうに進展していくか、それを前もって聞かなければこういうことがある、ああいうことがあるということは答弁すべきことではないと考えております。

[378]
日本共産党 安武洋子
韓国は自分の固有の領土だ、紛争と認めてない、交換公文で処理できないではありませんか。相手が26年間同じテーブルに着いてこない。だからいまのままでは、単なる毅然たる姿勢というふうなことでは解決できないということだけは明白なんです。

だから私は、園田外相御自身がおっしゃった経済援助や竹島問題が議題に上らないような日韓定期閣僚会議の延期などを含めて検討する、こう御自身で御答弁国会でなさっていらっしゃる。それなら何をなさるのかと。

私は必ずしも経済援助を打ち切れとも、私の方から提案しているわけではありません。園田外相自身がこう御答弁をなさっていらっしゃる。侵略に対しては毅然たる態度をとる、国際信義に反する、こういうことについては対抗の権利がある。

そうすれば領土回復のためにどういう手段をとられるか、いままでの交換公文、これだめです。相手が幾ら待っても26年も同じテーブルに着いてこないのに話し合いができるはずがないではありませんか。だから大臣としては、こういう発言に対してもどういう責任をおとりになって、どう具体的に手段を講じられるのか、ここのところを私はお伺いをいたしております。

[379]
外務大臣 園田直
いままでどおりにやるとは申しておりませんので、毅然たる態度をもって折衝いたしますと答えておるわけであります。さてどうやるか、ああやるかということは、一言でわかりやすく言えば手のうちを見せるということでありますから、具体的なことは申し上げられません。

[380]
日本共産党 安武洋子
手のうちをお見せになればぐあいがお悪いのなら私は手のうちを見せてくださいとは申し上げません。しかし、ではいつごろまでに解決ができるんですか、その手のうちで。

[381]
外務大臣 園田直
これからやる折衝でございます。

[382]
日本共産党 安武洋子
何とおっしゃったの、聞こえないです。

[383]
外務大臣 園田直
これからやる折衝でございます。

[384]
日本共産党 安武洋子
ですからいままでどおりではいかない、手のうちは見せられない、折衝する。しかし、こういう手のうちなら竹島問題は遠からず皆さんに心配をかけなくてもよいようになりましょう、こういうふうに御答弁が出てこなくちゃおかしくありませんか。手のうちは見せられない、交渉はこれからやってみる、いままでとは違うのだと言っても私どもは何をしてくださるのか、具体的にどう竹島がなっていくのか、このことがわからないではありませんか、いかがですか。

[385]
外務大臣 園田直
いままでどおりにはいたしません、決意をもって折衝いたしますと、こう申し上げているわけでありますが、さてどういう方法でいつごろからやって、どうやってこうやって、いつごろこうやればいいということでは外交にならぬと存じます。

[386]
日本共産党 安武洋子
大変申しわけありません。いま理事さんが来られてごちゃごちゃ言われたので、答弁が聞こえなかったんです。それでもう一度……

(大谷藤之助君「持ち時間は超過しております。」と述ぶ)

[387]
日本共産党 安武洋子
委員長から「5時34分までにしてください、委員長。」とこういうふうになっておりますので、もう一度御答弁をお願いいたします。

[388]
外務大臣 園田直
もう一遍答弁をいたします。いままでと違った決意をもって折衝をいたします、こういうことを申し上げているわけで、さていつごろからどうやってこうやって、結果はどうなっていつごろまでに解決いたしますということでは外交にならぬと存じます。もっと詳しく言えばこれ以上は聞かないでほしい、こういうことであります。(笑声)

[389]
日本共産党 安武洋子
これ以上聞かないでほしいとおっしゃいます。しかし、いま竹島から締め出されている漁民の状態というのはそんなに悠長なものじゃないんです。現実にもうイカが逃げてしまう、それからシイラ漁に対する韓国船の脅威だってある。漁業の問題については好転をしているとこうおっしゃいました。しかし、私どもは調べてみました。好転している中身何にもないじゃありませんか。海上保安庁に行ってみても、運輸省に行ってみても、外務省に行ってみてもどこも責任をお持ちになろうとしない。これでは漁民は安心して漁にも出られない。結局、日韓大陸だなが成立するまでは目こぼししている、これが好転の内容ではありませんか。

こういうことでは漁民も安心できないし、私たちも竹島の問題について大臣からもう少しちゃんとした御答弁をいただかないことには竹島の問題が、幾ら毅然たる姿勢をおとりになる、こうおっしゃっても解決、これができるだろう、そういう心境にはならないわけです。重ねてお伺いいたします。竹島について本当にどういう決意で臨まれるのか、漁民のいまの実情も踏まえてお答えをいただきます。

[390]
外務大臣 園田直
いま困っておられる漁民の方々の長きにわたる心情を踏まえ、毅然たる決意をもって折衝をいたします。

[391]
日本共産党 安武洋子
私、大臣を前に置いておいて大変申しわけございませんけれども、こういう委員会の運営の仕方について大変不満がございます。私は、10時間の時間要求をいたしました。しかし、きょうは5時34分までにしてくださいという委員長のこれをいただきました。私は、まだ質問時間を残しております。市川議員もあと10時間、質問時間を残しております。いつも私どものこの質問時間について、大変質問時間を短縮なさろうとする、圧縮なさろうとする、そういう自民党さんの態度には、断固、私はここで抗議を申し上げておきます。

大臣には大変失礼をいたしました。先ほどからのやりとりで、私は、最後の自分の主張を申し上げるのを忘れておりましたので、この主張だけをきちんと申し上げさせていただきまして、質問は終わらせていただきます。

私は問題にしているのは、園田外務大臣御自身が国会の御答弁の中で、経済援助や竹島問題が議題に上らないような日韓定期閣僚会議の延期など含めて検討する、一つはこういう答弁があるんです。

これぐらいのことはなさるべきではないか、経済援助の打ち切り、むずかしいかもわかりません。しかしアメリカはやっております。これはいささか内政干渉がましいです。しかし領土を侵略されているというふうな状態でもないのに主権を侵されれば、どこの国だって毅然たる態度をとる、領土回復を図らなければならない、そういう責めを負われる外務大臣としては、私は、先ほどの御答弁では納得がいかないわけです。

御自分の言われた、竹島問題が議題に上らないような日韓定期閣僚会議の延期など含めて検討をする、あるいは経済援助の問題、これも含めて検討する、こうお答えになっていらっしゃいます。聞かないでほしいとおっしゃいましたけれども、しかし日韓定期閣僚会議の延期ぐらい、こういうものは検討の中に含まれておりましょうか。これも含めて、最後の決意をお伺いいたします。

[392]
外務大臣 園田直
私、発言したことを取り消しはいたしておりません。安武先生の発言の真意は十分理解をいたしております。そういう意味において、毅然たる決意と態度で折衝をいたします。

以上でございます。