平成25年04月15日 衆議院 予算委員会第三分科会

[395]
自由民主党 山田賢司
日本の敗戦後、武装解除している段階で、竹島の問題ですけれども、韓国が李承晩ラインと称して、漁民を殺害し、竹島を一方的に奪った行為というのは、これは武力による領土侵略であり、国際法上も違法であるという認識をしておりますが、この認識でよろしいでしょうか。

[396]
外務大臣 岸田文雄
1952年1月ですが、李承晩大統領は海洋主権宣言を行って、いわゆる李承晩ラインを国際法に反して一方的に設定し、そのライン内に竹島を取り込みました。

国際法上の侵略の定義は必ずしも明確ではないと承知しておりますが、いずれにしましても、韓国は、我が国巡視船に対する銃撃等により、力をもって竹島を不法占拠したことは事実であり、我が国として受け入れられるものでは全くないと考えております。

ただ、我が国は、この竹島の領有権をめぐる問題について、あくまでも外交ルートを通じた話し合いと平和的手段によって解決を図る考えであり、大局的観点に立って粘り強く対応していきたいと考えております。